機関紙「地方自治みえ」

『地方自治みえ』第304号(2017年10月)を発行しました。
会員の皆さまには発送しています。

【今月の内容】
『地方創生を実現する新しい行政組織の役割と行動 ~地域と一体で戦略を推進するために~』
株式会社スコラ・コンサルト 行政経営デザイナー 元吉 由紀子 氏

地方自治みえ304

その他

中間支援的組織にフューチャーセンターを実装することで、どのような効果が得られ、どのような課題があるのか。ヒアリング及び意見交換を行いました。
特に日本商工会議所青年部政策提言委員会の皆さまとの意見交換では、中小企業が直面する「国の政策と現実の相違」について、直接お話を伺える貴重な機会となりました。
ヒアリング及び意見交換の内容については、2017年度中に研究結果としてご報告いたします。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

1 NPOにおける対話と連携
日 時 2017年9月22日(金)
訪問先 みえ市民活動ボランティアセンター センター長

2 市民社会の「政策協働」「政策対話」
日 時 2017年10月10日(火)
訪問先 四日市大学 教授 松井 真理子 氏 (NPO法人市民社会研究所代表理事)

3 NPOと企業の協働事業について
日 時 2017年10月18日(水)
訪問先 特定非営利活動法人Mブリッジ

4 日本商工会議所青年部政策提言委員会との意見交換会
日 時 2017年10月20日(金)
来訪者 日本商工会議所青年部政策提言委員会

(主任研究員 栗田)

 

その他

2017年9月26日(火)信州フューチャーセンター(長野県上伊那郡辰野町)を視察させて頂きました。
「全国フューチャーセンター実態調査」にご協力いただいた団体の中でも、非常に興味深いケースであり、実際に観ておく必要がありました。
辰野町は人口約19,300人、面積169.20㎢のまちです。そのまちにある新聞販売店がお客さまとの関係性を考え、地域にしっかりと目を向けた時からすべてが始まりました。
それから16年、コミュニティづくりを進め、「自立した地域の出現」を目指し、様々な活動を行っています。そして2016年10月にフューチャーセンターの設立に至っています。

さて、信州フューチャーセンターをインターネットで検索すると、まず壁に描かれた不思議な樹のような絵が目を引きます。これは、地域の人たちが持ち寄った「廃材」で創られています。
実際に施設に入ってみると、予想以上に素敵で、どこを見てもワクワクする空間でした。「非日常の演出」「イノベーションが起こりそうな空間」とはこういうものかと、興味津々であちこち見せていただきました。

新聞販売店の未来を想い、地域に愛されるためにを考え、20年近い時間をかけてこられた活動は、今必要な地域コミュニティを形成し始めています。その拠点として、ただフューチャーセンターがあるのだと教えていただきました。
やはり、必要なのは場所ではなく、空間なのでしょう。その空間で何を目指し、何を行うか。フューチャーセンターの本質の一端に触れることができたように感じます。

仕組みづくりにおいては重要とされていませんが、やはり人柄はみてしまいます。今回ご対応いただいた方は、本当に素敵な方々でした。ありがとうございました。

信州フューチャーセンター

(主任研究員 栗田)