その他

2018年3月3日(土)玉城町で開催された「第2回 玄甲舎利活用100人委員会」を見学させていただきました。

まちの重要な文化財である玄甲舎を、まちのために活用するにはどうすればいいのか。これまで350人の町民がワークショップに参加し、意見交換を行ってきました。
特出すべき特徴は、無作為抽出による住民参加のプロセスを含んでいる事です。その内容は、機関紙「地方自治みえ2月号」で詳しく取り上げています。
これまでのステークホルダー(いわゆる「いつものメンバー」)に、全く新しい人が参加することは、ハードルが高いことと思われがちでした。今回、玉城町の行った住民参加プロセスでは、参加者以外にも多くの“関係者”を創ることに成功した事例だと思います。

次のステップとして、ワークショップで得られた「住民の声」がまちづくりにどのように反映されていくか、見届ける必要がありそうです。
また、ワークショップ形式を選択したことで、住民にどのような変化がみられたのかも、合せて興味深いところです。
玉城町での住民参加が良きモデルとなれば、県内での「住民参加」も進むのではないでしょうか。

最後になりましたが、玉城町には「フューチャーセンターの社会実装に関する研究」でも大変お世話になりました。玄甲舎を中心に、さらに良きまちづくりが進ことを願っています。ありがとうございました。

(主任研究員 栗田)

その他

2018年3月5日(月) 株式会社中部システムセンター 代表取締役社長 田中裕嗣 氏と、フューチャーセンターについて意見交換をさせていただきました。

オフィスから「働き方」を考えることで、地域の生活向上を願っています。そのための取り組みとして、「働き方改革」や「子育て」について、実際に取り組みを行っています。
オフィスの一部を開放し、地域の声を聴く場を持つ、その様子は、三重県でフューチャーセンター実装による可能性を示してくれています。

地域、お客さま、社員の未来を考えた活動のできる企業が評価され、多様なセクターのハブ機能としてフューチャーセンターが活用される時代は、三重県でもそんなに遠い未来ではないようです。
願わくば、フューチャーセンターに可能性を見いだせる多くの方が、この場に集いますように。

(主任研究員 栗田)

セミナー 講演会 シンポジウム,その他

2018年2月10日(土)『U-29ブレスト会議「ミエミライ・座談会」』に参加しました。若者たち(18歳~29歳)が過去3回のアイデア創出ワークショップで出した、182ものアイデアを振り返りながら、ミエのミライについて考える機会として設けられた回で、年齢問わず参加が可能でした。

過去3回のテーマは次のとおりです。
①「男女の活躍とワークライフバランス」~U-29の〝仕事と家庭〟観~
②「カルチャーと心の豊かさ」~U-29の〝居場所(サードプレイス)〟~
③「非営利活動と持続可能性」~U-29の〝お金にならなくても必要なこと〟~

主催は、「コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社」と「特定非営利活動法人Mブリッジ」で、三重県の協力を得て開催された事業でした。
また、ファシリテーターは当センター「フューチャーセンターの社会実装に関する研究」でもお世話になっている、米山 哲司氏(NPO法人Mブリッジ代表理事/キャリアコンサルタント)です。
企業が若者のために主催しNPOがコーディネートする、とても居心地の良い空間でした。今回のテーマは、「若者(私)と社会を【しあわせ】でつなぐ」というものでした。
参加者も多様であり、若者、自治体職員、NPOなどから多くの方が参加されており、良い交流が持てました。ワークショップでは、若者のアイデアに感心したり驚いたりと良い刺激を頂きました。
今、若者たちが何を考え、それを見た人たちがどう捉えるか、そんなことを感じることができる場でした。

さて、「コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社」がなぜこのような事業を行うのでしょうか。それは地域を考え、飲料水で幸せを演出する役割を担うという素敵な理由でした。このような企業が社会で愛され、残っていくのだろうと思うのです。

(主任研究員  栗田)