セミナー 講演会 シンポジウム

2017年6月15日(木)、「地域自治組織の在り方に関する国の動向報告及び意見交換会」を開催しました。
アドバイザーに四日市大学 学長 岩崎 恭典 教授をお迎えし、県内の地域自治組織担当者(8団体14名)と意見交換を行いました。また、四日市大学の学生が、地域自治についての勉強のために傍聴されました。

初めに、岩崎先生から『年度が変わり担当者も入れ替わったが「地域自治組織と自治体の在り方研究会」の延長上の取り組みとして意見交換会を開催することとなった。国のタイムスケジュールは概ね予定通り進んでいる。今後、何らかの形で地域自治組織は必要となってくる。三重県での課題を国にぶつけていく事で、自治体の進行を阻害しないように制度改正を進めてもらいたいと思う。』と挨拶をいただきました。

次に、6月6日、7日に開催された「小規模多機能自治推進ネットワーク会議総会」と、実務研修の報告を名張市からいただきました。

その後の意見交換会では、地域自治組織のあり方に関する研究会(総務省)の動向について、実務担当者の目線から色々とご議論いただきました。また、各自治体の現状や課題についても報告がありました。

当センターでも地域自治組織は重要な仕組みであると考えており、引き続き自治体担当者の皆様が意見交換できる場の提供など、支援を続けていきたいと思います。

(主任研究員 栗田)

セミナー 講演会 シンポジウム

2017年6月5日(月)、三重地方自治労働文化センター4階 大会議室において、「2017年度 三重県地方自治研究センター定期総会」を開催しました。

2016年度実施事業について報告を行い、会計決算及び会計監査報告を行いました。
2017年度活動方針(案)及び2017年度予算(案)について提案を行い、承認されました。また、役員の一部改選(案)についても承認を受けました。

ご参加いただいた会員の皆様、ありがとうございました。

総会終了後に記念講演を開催しました。「万協製薬株式会社 代表取締役社長 松浦信男 氏」による「松浦武四郎より有名になりたい私」と題したご講演をいただきました。
公務員にとって刺激的な、考え方を改革するような内容をとお願いさせていただいておりました。

万協製薬株式会社は、1960年神戸市長田区で創業されました。しかし、1995年阪神淡路大震災で被災することになったのです。そして1996年、三重県で再スタートを切ることになりました。
松浦社長は、必要とされる会社をめざし、社員の声に耳を傾け、働き場所を、働き方を改革し、地域への貢献を積極的に行う経営を実行してきました。それはまるで、近江商人『三方良し』の精神を感じさせます。
総会記念講演会では、企業経営者の視点から、ユーモアを交えつつ今の時代に合う公務員像についてヒントをいただきました。
大変貴重な時間であり、私たちはもっとよく松浦社長から学ばなくてはならないように感じました。

松浦信男(まつうら のぶお)氏 プロフィール
万協製薬株式会社代表取締役。1962年兵庫県神戸市生まれ。徳島文理大学薬学部、三重大学医学部大学院博士課程卒業。1982年に父が創業した万協製薬株式会社入社。1995年に阪神・淡路大震災で被災、復興のため大阪の東洋漢方製薬会社の代表取締役に就任。1996年より同社の代表を辞任したのち、多気町で再スタートした万協製薬株式会社代表取締役に就任。フィギュア収集、バンド活動など、多彩な趣味を持つ。

なお、詳細については機関紙「地方自治みえ」6月号でお伝えいたします。

セミナー 講演会 シンポジウム

2017年5月18日、19日と、「2017年度 日本自治創造学会 研究大会」に参加してきました。
今回は、『~前例から創造へ~ 人口減・高齢化を乗り越える』がテーマとなっていました。

第1日目のパネルディスカッションでは、『人口減少と高齢化』を問題・課題として捉えるのではなく、「現在の状況をまず受け入れる。そこから、人口減少・高齢化していく社会の下で、働きやすい・住みやすい環境づくりをしていく」ことが重要である、と話がありました。
また、全体を通して話があったのが、国の施策も大事であるが、それに捉われることなく、自治体が自治体に合った施策にチャレンジする勇気を持つことが大事である、とのことでした。
これからの人口減少・高齢化していく社会であるからこそ、各自治体が地域と連携して、より良い環境づくりを行っていく必要があると感じました。

(主任研究員 大川)