セミナー 講演会 シンポジウム,地域自治組織

コミュニティ政策の「実践」

2019年7月6日(土)・7日(日)に犬山国際観光センターで開催されたコミュニティ政策学会へ参加しました。今大会ではコミュニティ政策の「実践」に焦点をあて、協働型社会のあり方を市民・企業・行政・大学など多様な主体による実践例が発表されました。

1日目に行われたシンポジウムでは、まず、山田市長(犬山市)からの挨拶では、持続可能性、つまりSDGsの実践が重要とお話あり、これからの行政の方向性を改めて感じました。「住民と行政の協働のための地域自治活動支援のしくみづくり」としてパネリストの発表の後、参加者の質問応答があり、コメンテーター 帝塚山大学 中川名誉教授から、地域の現状と課題を把握し、「地域ですべきこと」や「地域でしかできないこと」を実行する重要性の提言がありました。

2日目は分科会であり、私は「災害とコミュニティ政策」に参加しました。この分科会では、現代を大災害の時代と捉え、地域が複雑化する中で、平時から取り組むべき災害コミュニティ政策はどうあるべきかをテーマに取り上げられました。東南アジアの農業実習生とともに災害時の支え合い組織をつくる田原市の自主防災会、地域自治区を単位に地区防災計画を策定し自治会を補完する恵那市、女性の視点から避難所運営のあり方を実施指導する専門家(三重大学)から各々発表がありました。コメンテーターのトヨタ自動車株式会社 社会貢献推進部担当部の大洞部長から、これからの災害政策のキーワードとして「意識」「多様性」「連携」が挙げられ、人の気持ちを理解した政策の重要性を提言されました。
 (主任研究員 小林)

SDGs,セミナー 講演会 シンポジウム

2019年7月2日(火)に、自治体職員の皆様を対象に「SDGs de 地方創生」体験会を開催しました。

この「SDGs de 地方創生」は、SDGsの考え方を地域の活性化に活かし、地方創生を実現する方法について参加者全員で対話し、考える体験型の研修ツールとなっており、今回は公認ファシリテーターの米山様をお招きし実施しました。

【ファシリテーター】 「SDGs de 地方創生」公認ファシリテーター(一期生)
            NPO法人Mブリッジ代表理事 米山 哲司 氏
【参加者】      24名

 

参加者の皆さんには、住民、事業者、NPO、行政職員の立場となり、それぞれの目標に向けて、12年間のまちづくりの過程をゲームで疑似体験をしていただきました。地域の共通課題を解決するために、地域の方といかに連携し、資源を活用していくか等、多くの気付きを得ていただけたかと思います。

 

セミナー 講演会 シンポジウム

2019年6月5日(水)三重地方自治労働文化センター4階 大会議室において、
「2019年度 三重県地方自治研究センター定期総会」を開催しました。

2018年度事業事業について報告を行い、会計決算及び会計監査報告を行いました。
続いて、2019年度活動方針(案)及び2019年度予算(案)について提案を行い、承認されました。
また、一部役員の改選(案)についても承認を受けました。

ご参加いただいた会員の皆さま、ありがとうございました。

総会終了後に記念講演会を開催しました。
現代教育行政研究会代表 前川 喜平氏による「教育と自治」と題したご講演をいただきました。

前川 喜平(まえかわ きへい)氏 プロフィール
1955 年 1 月奈良県生まれ。1979 年 3 月東京大学法学部卒業、同 4 月文部省に入
省。宮城県教育庁行政課長、ユネスコ代表部一等書記官、文部大臣秘書官、初等中等
教育局財務課長、大臣官房長、初等中等教育局長などを経て、2016 年 6 月文部科学
事務次官。2017 年 1 月退官。現在、福島市と神奈川県厚木市で自主夜間中学のス
タッフを務める。現代教育行政研究会代表。著書に『面従腹背』(毎日新聞出版)、
『前川喜平「官」を語る』(宝島社)など。

なお、記念講演会の詳細は、一部ではありますが機関紙「地方自治みえ 6月号」でお伝えいたします。