地方分権の視点から地方財政に関する能力を高め、地方財政の健全化と地方分権の達成に資することを目的として、自治労三重県本部との共催で行う本セミナーですが、第一回目の今回は、中央大学 副学長/法学部教授 礒崎 初仁 氏をお迎えして、「地方分権改革20年と『立法分権』の可能性-新型コロナ対策の経験を踏まえて-」という内容のご講演をいただきました。当日は、今般の新型コロナウイルス感染症の全国的な感染拡大状況を考慮し、オンライン上でご講義いただく方式で開催致しました。
礒崎氏からは、地方分権改革の経過と成果、そして、現状と課題について説明いただき、現在も進行中である地方分権改革や今後の地方自治体運営に必要とされる「立法分権」と、更なる改革推進のための方向性について提言いただきました。更に、新型コロナウイルス対策から見える国と地方自治体の関係について政策面から振り返ってお話いただきました。
講義をお聞きして、今後の自治体政策について地方自治の観点から考え、政策を立案・実行していくには、ガバナンスそしてプロセスを重視した方策が重要であると考えました。参加者の皆様も熱心に受講いただき、二回目以降の地方財政についての講義に向け、基礎と心構えを学習いただけたのではないかと思います。
連続セミナー「地方自治の学び場-地方分権の視点から地方財政の確立を志す-」第一回を開催しました
「コミュニケーション実践研修~心理的安全性の高い職場を作ろう」を開催しました。
2020年11月17日(火)、三重地方自治労働文化センター 大会議室において、「コミュニケーション実践研修~心理的安全性の高い職場を作ろう」を開催しました。この研修では、心理的安全性の高い職場を作ることを目的にアサーティブなコミュニケーションを学びました。
講 師: 特定非営利活動法人アサーティブジャパン事務局長/専属講師 牛島のり子 氏
研修の内容: 「アサーティブと心理的安全性 」「動画視聴と演習 」
心理的安全性のある職場とは、チーム内では、対人関係上のリスクをとったとしても安心できるという共通の思いを備えた職場のことです。そして、その実現には、自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、誠実に、率直に、そして対等に表現する「アサーティブなコミュニケーション」が有効だと言われています。
当日は、Zoomによる遠隔からのweb講義でしたが、牛島先生の講義と事例動画の視聴、そして個人ワーキングにより、アサーティブコミュニケーションの考え方と職場での活用の仕方を学びました。まず、自分自身の行動を見つめて、できることから実践していくことが重要だと学びました。
連続セミナー「地方自治の学び場-地方分権の視点から地方財政の確立を志す-」を開催します
2000年(平成12年)4月に施行された地方分権一括法により、国と自治体の新しい役割分担の原則が定められ、自己決定を基本とした「分権型社会」を目指し、地方分権改革が進められてきました。しかし、依然として地方自治体の独立性は弱く、自ら決定し自ら責任を持つ体制の確立は道半ばと言えるのではないでしょうか。特に、地方財政に関わる課題は切実と言えます。
このたび、地方分権の視点から地方財政に関する能力を高め、地方財政の健全化と地方分権の達成に資することを目的に、自治労三重県本部との共催により、以下のとおり5回に亘る連続講座を開催します。
1 開催日時 第1回 2020年12月 1日(火) 13:30~16:00
第2回 2021年 1月25日(月) 13:30~16:00
第3回 2021年 2月24日(水) 13:30~16:00
第4回 2021年 4月23日(金) 13:30~16:00
第5回 2021年 5月下旬頃予定 13:30~16:00
※いずれも13:00から受付開始
2 開催場所 三重地方自治労働文化センター 4階大会議室(津市栄町2丁目361番地)
3 募集対象 三重県地方自治研究センター団体会員及び個人会員
4 募集人数 50名(申込先着順)
5 申込方法 別紙参加申込書により、FAX又はE-mailでお申し込みください。
原則として、全5回全てを受講することを条件としますが、個別での受講も可とします。
ただし、申込が定員を超える場合、全5回受講を希望される方を優先することとします。
6 申込期限 2020年11月20日(金)まで
7 講座内容
【第1回】
演題:地方分権改革20年と「立法分権」の可能性-新型コロナ対策の経験を踏まえて-
内容:地方分権改革のこれまでの経緯と現状の課題、展望について
新型コロナウイルス対策から見える国と地方自治体の関係の課題について
講師:中央大学 副学長/法学部教授 礒崎 初仁 氏
【第2回】
演題:地方財政の仕組みと現状
内容:歳入・歳出の構造、各種財政指標、県内自治体の状況について 等
【第3回】
演題:地方交付税制度の仕組みと課題
内容:地方交付税制度の仕組み、地方財政計画と交付税、交付税制度の課題 等
【第4回】
演題:地方財政をめぐる動向と改革の展望
内容:第一次分権改革以降の地方財政の動向、地方財政の今後の展望 等
第2回~第4回
講師:公益財団法人 地方自治総合研究所 研究員 飛田 博史 氏
【第5回】
演題:未定(地方分権・地方財政の課題に関するテーマ、内容を予定)
※演題、内容については、現時点での予定であり、変更となる場合があります。
※今後の新型コロナウイルス感染症の状況により、開催方法を変更させていただく可能性があります。
(Web会議ツールZoomを使用したオンラインによる講義等)
その場合、申込いただいた方のみ連絡させていただきます。
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