セミナー 講演会 シンポジウム

2月18日(金)に自治研セミナー「三重まちづくりフォーラム」を開催しました。

第1部は「シャッター通り再生計画~全国の事例から~」と題し、和歌山大学経済学部教授 足立基浩氏を迎えての講演会。

足立先生が留学していたイギリスの都市と何が違うのか、シャッター通り化してしまった全国の商店街での様々な取り組み、和歌山で実践していらしゃる「カフェWith」の取り組みなどを紹介していただきました。
「観光客が行きたいと思うところと、地元の人がいいと思うところや開発を進めるところが異なることが多い」など、個性を生かしたまちづくりのためのエッセンスがたくさんありました。

第2部は「キーマンに聞く!特色あるまちづくりinみえ」と題したシンポジウム。


関宿町並み保存会(現NPO法人東海道関宿)元会長 服部泰彦氏
服部さんは、当初は行政主導で始まった町並み保存の活動を住民主体に変えていく上での様々な活動についてお話をいただきました。はじめは関心のなかった地元住民の方も、学習会を開催したり、市外の方に褒められたりするうちに、理解が進んでいったとのこと。
今では、関宿の町並みにはゴミは一つも落ちていないと胸をはる服部さん。
今では亀山市民だけでなく、市外の人や東京に住む関出身者など多くの方が会員として活動を支えているとのこと。カナダからの会員もいらっしゃるそうです。


鳥羽市エコツーリズム推進協議会会長 江崎貴久氏
江崎さんは、実は鳥羽駅前にある旅館「海の幸と安らぎの宿 海月」の女将さん。
鳥羽駅の手前、近鉄電車の車窓から広がる鳥羽の海が大好きという江崎さんが目をつけたのが、鳥羽の海を生かしたエコツアー。はじめは4人で始めた「海島遊民くらぶ」ですが地域の方々とどんどん繋がりながら、その輪を広げてきました。楽しそうにお話される江崎さんの笑顔を印象的でした。


熊野市長 河上敢二氏
河上市長は「㈱熊野市役所」と題する取り組みについてご紹介いただきました。
新姫、さんま醤油、どぶろくなどの特産品や紀和町ふるさと公社の取り組みについてもお話いただきました。中でも熊野地鶏は有名料理店やシェフからも評価が高く「日本一の地鶏」との声も。これは是非一度食べてみたいです。
熊野の様々な取り組みについて、熱く語っていただきました。

コーディネーターは当センター研究員 竹峰誠一郎が務めました。

3人のパネリストのお話を聞き、「やっぱり三重県っていいな。それぞれの場所に行ってみたいな」と思いました。
足立先生も「三重県が大好きになった」とのこと。足立先生!是非またお越しくださいませ!

来年度には、フィールドワークも取り入れたまちづくり講座を開設予定です。ご関心のある方は、是非そちらへもご参加ください。

セミナー 講演会 シンポジウム

三重県内の活性化、各自治体のまちづくりは当センターの研究テーマでもあります。
自治研セミナー「三重まちづくりフォーラム」を下記のとおり開催いたします。

まちづくりの現場に身を置き取り組みを行なう実践者から、なにかヒントが得られるような企画にしたいと考えています。
興味のある方は、是非ご参加ください。

◆日時 2011年2月18日(金)10時から15時半
    *受付開始 9時半から
◆内容
 第1部 講演「シャッター通り再生計画~全国の事例から~」
  講師 足立基浩(和歌山大学経済学部教授)

 第2部 シンポジウム「キーマンに聞く!特色あるまちづくりinみえ」
 パネリスト    河上 敢二(熊野市長)
           服部 泰彦(関宿町並み保存会[現NPO東海道関宿]元会長)
           江崎 貴久(鳥羽市エコツーリズム推進協議会会長)

 コーディネーター 竹峰 誠一郎(三重県地方自治研究センター非常勤研究員)

◆昼食代   600円(弁当+お茶) 

詳しくはこちらをご覧ください →開催案内

セミナー 講演会 シンポジウム

 2010年12月1日(水)に研修会「職場のメンタルヘルス対策」を(財)三重地方自治労働文化センター大会議室で開催しました。

 第1部は「メンタルヘルス疾患の発生予防と職場づくり」と題して、かすみがうらクリニック副院長の猪野亜朗氏に講演をいただきました。うつ・疲労・不眠による脳画像を使った「脳の変化」の解説、抑うつ傾向を示す精神障害の説明やうつ・疲労・不眠に対する飲酒の危険性について講義を受けました。また、最近の治療技法として薬よりも、まず認知行動療法を活用することや職場でのコミュニケーション、予防のためのワーク・ライフ・バランスよるセルフケアの重要性ついて説明を受けました。

 第2部では三重県産業保険推進センターの安保明子氏の進行でグループワークを行いました。グループごとで職場での自身のストレスやその対処法、職場での心がけたい態度、理想の職場風土や支援体制を話し合い、各グループから発表を行い全体で情報の共有を図りました。