『みえ就労ミライサミット』の開催
2017年12月11日(月)『みえ就労ミライサミット』を開催しました。
「働きたくても就職できない若者」と「若者の採用に苦労する企業」はマッチングできるはずです。まずはお互いに対話し、理解する事が必要です。そしてオール三重で「すべての人がいきいきと働ける三重県」を目指し、意見交換、相互理解を目的に開催しました。
コーディネーターにお迎えした 埼玉大学 基盤教育センター 石阪督規教授 からは次のようにご挨拶いただきました。
「数年前にも色んな理由で就職できない若者たちがいた。就職に向けて、どんなに若者の事情をうったえても、最終的に企業の気持ちが変わらないと、採用基準が変わらないとなかなか難しい状況だった。 みえ若者就労支援ネットワークにも参加しているが、支援者や当事者を中心とした動きの中で支援を考えていた。今回、改めて企業に参加いただいて、地域の中で若者を取り巻く環境をどのように考え、整理していくか、そこを考えていきたい。」
その後、「就労困難者の雇用創出プロジェクト」、「就活応援カフェ~企業と若者が出会う場所~」の報告を行い、「地域若者就労サポートステーション」からも現状について報告いただきました。
石阪先生の講演のあと、参加者全員でロールプレイングとして「若者」「自治体」「企業」「若者支援者」がどう考えているのか、グループワークを行いました。参加者が自身の属性以外の、例えば自治体職員が「若者」の視点から考えてみる、といった手法のなかで、それぞれに色々な気付きがあったようです。
閉会にあたり、当センター理事長から感想とお礼を申し上げ終了となりました。
「何が幸せか?」 結局、自分が何を信じるか、ということだと思います。最近は、生きにくい世の中になってきたと感じます。それは、経済のスピードが速くなってきたのではないか、ゆっくり生きていく事が出来なくなってきたのではないかということ。もう一つは、許容量がなくなってきた。「しなければならない」「これが正しい」と言う人が多くなってきたように感じます。「働くこと」「幸せ」そんなことを考える時間となりました。本日のご参加ありがとうございました。
(主任研究員 栗田)