「教福連携名張サミット2016」に参加してきました

11月13日(日)に、名張市・名張市教育委員会主催の「教福連携名張サミット2016 ~名張市地域福祉教育総合支援システムキックオフ大会~」に参加してきました。

名張市が構築を目指す「地域福祉教育総合支援システム」について、地域、行政関係機関、各種団体が一堂に会し、趣旨を確認するとともに、名張市の取組みを発信することを目的としたシンポウジウムでした。コーディネーターから基調提起がなされた後、学識者・行政・地域それぞれの立場における地域連携の必要性等について、コメンテーターから発表がありました。

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名張市の地域福祉教育総合システムは、子育て、貧困、福祉、教育等が複雑に絡まる地域課題の解決に向けて、今まで個々に活動してきた各分野を有機的につなぐためのネットワークという印象を受けました。縦割りでは解決が難しい問題に、分野横断的に取組むという考え方は、地域課題がより多様化・複雑化していると言われる現代社会において、必要不可欠であると言えます。

また、「地域住民の主体的な活動が、よりより地域づくりのすべての土台になる」と、コメンテーターが口を揃えて発言していたことも印象的でした。名張市が総合システム化を進められる背景として、10年以上前から「地域づくり組織」によるまちづくりを進め、住民主体の地域づくりに対する意識が根付いていることが大きいと思います。地域自治組織の必要性を改めて実感しました。

基礎自治体の職員としては、決して仕事や責任を地域に丸投げすることなく、地域に足を運び、地域の想いや課題を理解し、ともに考えていく姿勢が大切であると感じました。そして、地域ではどうしても解決が難しい課題に対しては、行政が対応できるような体制づくり(補完の関係)が重要と考えます。

(主任研究員・佐々木)

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