7月21日(木)、三重県総合文化センターにおいて、2011三重県地方自治研究集会を開催しました。
基調講演では、「大規模災害時における行政及び自治体職員のあり方」をテーマに東洋大学法学部教授 沼田良氏が講演されました。災害時の非常時での政治主導とマニフェスト政治の休止、「法律による行政」の限界を説かれ、そこから最終的な行動準則は自治体ごとに柔軟な意思決定システムが必要なことと、自ら判断する自治体と、市民と職員のあり方を説かれました。
パネルディスカッションでは、コーディネーターに橋村清重氏(三重大学自然災害対策室災害対策コーディネーター)、コメンテーターには引き続き沼田教授、パネラーには福本智一氏(三重県防災危機管理部防災対策室長)・若林千枝子氏(みえ災害ボランティア支援センター事務局長)・青柳誓悟氏(三重大学医学部)により、今回の東日本大震災の復興支援や三重県での災害への対応について議論されました。