セミナー 講演会 シンポジウム

2024年11月21日(木)、三重地方自治労働文化センター自治研修室において、「業務に活用できるナッジの手法」セミナーを開催しました。

関西学院大学 経済学部 准教授 黒川 博文 氏

【プロフィール】
 関西学院大学経済学部准教授。博士(経済学)。専門は行動経済学。労働や健康などの様々な人間行動に対して、実験データならびに観察データを用いた行動経済学的な研究をされています。行動経済学会奨励賞、兵庫県立大学研究活動特別賞など受賞。著書に「今日から使える行動経済学」(ナツメ社、山根承子氏、佐々木周作氏、高阪勇毅氏との共著)、翻訳に「傾向スコア」(共立出版社、大久保将貴氏との共著)があります。2023年より行動経済学会理事を務めておられます。


 ナッジとは、行動経済学の知見を活かし、選択の自由を残したうえでよりよい選択を後押しする手法です。ナッジを業務に取り入れることで、住民と職員の双方にとってよりよい選択をしてもらうことや業務の能率の向上にもつながります。

 黒川様からは、ナッジを活用した自治体の実例や行動経済学で着目する人間のクセについて事例を交えてご紹介いただき、ナッジのフレームワークや行動プロセスマップを活用した手法についてご講演いただき参加した会員の方は熱心に聞き入っていました。

セミナー 講演会 シンポジウム

2024年10月11日(金)、三重地方自治労働文化センター自治研修室において、「自治体職員のリスキリングとリカレント教育」セミナーを開催しました。

国立大学法人 三重大学 リカレント教育センター 副センター長・教授 青木 雅生 氏

【プロフィール】
 立命館大学大学院経営学研究科修了後、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科助手、三重大学人文学部教授を経て、2022 年より現職。専門は経営学、研究開発マネジメント論、中小企業論 等。


 人口減少など激しく変化する社会にあって、自治体職員として地域課題をとらえ、政策立案することがますます求められています。

 このような時代において、自治体として職員の人材育成の必要性がますます高まっており、リスキリングも含んだ社会人の学びなおしである「リカレント教育」が注目されています。

 青木様からは、現在の企業・組織のトレンドやそこで働く人々のエンゲージメントについて解説をされたうえで、リカレント教育を通じた個人の成長やそれに合わせた組織の人事方針の考え方を自治体におけるリカレント教育の実例と合わせてご講演いただき、参加した会員の方は熱心に聞き入っていました。

セミナー 講演会 シンポジウム

 8月27日(火)に開催予定の会員の皆さまを対象とした「自治体職員のリスキリングとリカレント教育」セミナーにつきましては、台風10号の影響により10月11日(金)に変更いたします。

 10月11日(金)の同セミナーに参加を希望される会員の方は当センターまでご連絡ください。