機関紙「地方自治みえ」

『地方自治みえ』第230号(2011年8月)を発行しました。会員の皆さまには発送します。

今号の内容は次のとおりです。

p1-3. 社会保障と税一体改革成案を読む(三重短期大学法経科教授 雨宮照雄)

 現在の日本の財政は、歳出総額が膨らみ一般会計税収が減り続け、その乖離していく様はワニの口のようになっている。その歳出を押し上げている最大の要因は増え続ける社会保障関係費である。7月1日に閣議報告された「社会保障・税一体改革成案」を地方の立場をふまえながら読んでいく。

p3-4. 2011三重県地方自治研究集会基調講演「大規模災害時における行政と自治体職員のあり方」(東洋大学法学部教授 沼田良)

 2011三重県地方自治研究集会での沼田良氏による基調講演の骨子をお伝えします。非常時における自治体の行動準則や自治体職員のあり方はいかにあるべきか?

p4. DVD「新しい地方自治への挑戦」完成!

地方自治みえ230号

未分類

当センター制作の地方自治をテーマにしたDVD「新しい地方自治への挑戦」が完成しました。

「地方主権」が唱えられているなか、これからの地方自治をどう拓いていくのか。厳しい現実のなかでも、「つながり」をキーワードに挑戦している地域の実践や地方自治を語る片山善博総務大臣へのインタビューを紹介。自治体職員の熱意、地域住民の思いが、響きあい作り出す多彩な「まちづくり」に驚くはずです。このDVDが新しい地域づくりのヒントに・・・地域主権や地方自治の今後を模索する資料や研修会等の教材として活用いただければ幸いです。

一部 夕張は今(北海道夕張市)

~自治体「倒産」、夕張は、どう立ち向かっているのか

二部 つながりが育む住民自治

「官」か「民」かの二者択一を超えて(福井県越前市)

~市民立・労働者立の道で児童養護施設を設立

循環を鍵にしたエコツーリズム(三重県鳥羽市)

~先人たちが残した自然や歴史、文化の全てが魅力

国の壁を超える高校生フォーラム (神奈川県川崎市)

~出会えれば友だち日本・韓国・在日コリアン交流会

三部 これからの地方自治を拓く (片山善博総務大臣)

~住民自治の拡大が鍵

四部 解説  (児玉克哉三重大学副学長、当センター副理事長)

 

購入申込先:三重県地方自治研究センター

〒514-0004  三重県津市栄町2丁目361番地

TEL:059-227-3298  FAX:059-227-3116 E-mail:info@mie-jichiken.jp

定価:5,000円(約60分)

※購入ご希望の方は、上記E-mailへ①氏名、②所属、③購入本数、④送付先住所をご記入の上、お申込みください。また、下記チラシの申込書をご記入の上、上記FAX番号へお申込みいただいても結構です。

チラシ

その他

7月29日(金)に、第6回市町村合併検証研究会を開催しました。

今回も引き続きアンケート調査票の結果を踏まえ、「手数料・保育料・上下水道使用料などの料金、教育・保育、選挙・議員と特別職の報酬」についてディスカッションを行いました。各種証明手数料は合併時に低いほうに統一していましたが、保育園・幼稚園の保育料や上下水道使用料は旧市町村でかなりの隔たりがあり様々な思惑が絡み数年かけて統一しているところが多く見られました。逆に、学校給食については実施方式や食材などの関係により統一していないところが見られました。議員数も合併前の旧自治体の合計から大きく減らしており、広く住民の声を吸い上げるような機能が求められています。