機関紙「地方自治みえ」

『地方自治みえ』第222号(2010年12月)を発行しました。会員の皆さまには発送します。

今号の内容は次のとおりです。

p1-3. 「嫌税の政治を超えて」(京都大学大学院法学研究科教授 新川 敏光)
 日本人の増税への反発はどこからくるのか。社会保障の負担率や還元率等の国際的な比較をしながら、その関係性から嫌税のメカニズムを読み解きます。そして、消費税へ今後の対応は・・・。政治のイニシアティブが試されています。

p3-4. 「やさしい財政講座を開催しました。」(主任研究員 土屋 潤)
 三重県内自治体若手職員を対象に、三重短期大学法経科教授の雨宮照雄氏を講師にお招きし、8月から11月にかけて月1回開講した「やさしい財政講座」の様子を紹介します。

p4. 自治研セミナー開催「三重まちづくりフォーラム」
 2011年2月18日(金)に、「シャッター通り再生計画~全国の事例から~」と題し和歌山大学経済学部教授の足立基浩氏の講演と、県内で特色あるまちづくりに携わる方をお招きしシンポジウムを開催します。

第222号(2010年12月)

その他

12月15日(水)に、第3回市町村合併検証研究会を開催しました。

「合併の検証」といっても、いろいろな事項があり、自治体を取り巻く状況に合併の有無が関係あるのか否か、見極めることはなかなか難しく、明確なメリット・デメリットを検証することの大変さを感じています。
しかしながら、感覚的に「合併のせいだ!」と思っていたことの一つがそうではないと分かる、これも大事なことだと事務局では考えています。

今年度の研究会はあと1回。来春に第1~4回の内容をまとめ、中間報告書を作成する予定です。

セミナー 講演会 シンポジウム

 2010年12月1日(水)に研修会「職場のメンタルヘルス対策」を(財)三重地方自治労働文化センター大会議室で開催しました。

 第1部は「メンタルヘルス疾患の発生予防と職場づくり」と題して、かすみがうらクリニック副院長の猪野亜朗氏に講演をいただきました。うつ・疲労・不眠による脳画像を使った「脳の変化」の解説、抑うつ傾向を示す精神障害の説明やうつ・疲労・不眠に対する飲酒の危険性について講義を受けました。また、最近の治療技法として薬よりも、まず認知行動療法を活用することや職場でのコミュニケーション、予防のためのワーク・ライフ・バランスよるセルフケアの重要性ついて説明を受けました。

 第2部では三重県産業保険推進センターの安保明子氏の進行でグループワークを行いました。グループごとで職場での自身のストレスやその対処法、職場での心がけたい態度、理想の職場風土や支援体制を話し合い、各グループから発表を行い全体で情報の共有を図りました。