その他

 2011年2月25日(金)に、第3回地方財政研究会を開催しました。

今回は、「2011年度地方財政の見通しと一括交付金の動向」というテーマで座長の飛田氏から、2011年度政府予算案の概要や地方財政対策の特徴と内容、地域自主戦略交付金(一括交付金)などの解説を受けました。

その後、来年度行う予定の財政分析のテーマを検討しました。更新投資のピークがいつになってくるかや、債務償還可能年限などを用いた償還能力指標や資金繰り指標の経年分析などができたらと考えております。

セミナー 講演会 シンポジウム

2月18日(金)に自治研セミナー「三重まちづくりフォーラム」を開催しました。

第1部は「シャッター通り再生計画~全国の事例から~」と題し、和歌山大学経済学部教授 足立基浩氏を迎えての講演会。

足立先生が留学していたイギリスの都市と何が違うのか、シャッター通り化してしまった全国の商店街での様々な取り組み、和歌山で実践していらしゃる「カフェWith」の取り組みなどを紹介していただきました。
「観光客が行きたいと思うところと、地元の人がいいと思うところや開発を進めるところが異なることが多い」など、個性を生かしたまちづくりのためのエッセンスがたくさんありました。

第2部は「キーマンに聞く!特色あるまちづくりinみえ」と題したシンポジウム。


関宿町並み保存会(現NPO法人東海道関宿)元会長 服部泰彦氏
服部さんは、当初は行政主導で始まった町並み保存の活動を住民主体に変えていく上での様々な活動についてお話をいただきました。はじめは関心のなかった地元住民の方も、学習会を開催したり、市外の方に褒められたりするうちに、理解が進んでいったとのこと。
今では、関宿の町並みにはゴミは一つも落ちていないと胸をはる服部さん。
今では亀山市民だけでなく、市外の人や東京に住む関出身者など多くの方が会員として活動を支えているとのこと。カナダからの会員もいらっしゃるそうです。


鳥羽市エコツーリズム推進協議会会長 江崎貴久氏
江崎さんは、実は鳥羽駅前にある旅館「海の幸と安らぎの宿 海月」の女将さん。
鳥羽駅の手前、近鉄電車の車窓から広がる鳥羽の海が大好きという江崎さんが目をつけたのが、鳥羽の海を生かしたエコツアー。はじめは4人で始めた「海島遊民くらぶ」ですが地域の方々とどんどん繋がりながら、その輪を広げてきました。楽しそうにお話される江崎さんの笑顔を印象的でした。


熊野市長 河上敢二氏
河上市長は「㈱熊野市役所」と題する取り組みについてご紹介いただきました。
新姫、さんま醤油、どぶろくなどの特産品や紀和町ふるさと公社の取り組みについてもお話いただきました。中でも熊野地鶏は有名料理店やシェフからも評価が高く「日本一の地鶏」との声も。これは是非一度食べてみたいです。
熊野の様々な取り組みについて、熱く語っていただきました。

コーディネーターは当センター研究員 竹峰誠一郎が務めました。

3人のパネリストのお話を聞き、「やっぱり三重県っていいな。それぞれの場所に行ってみたいな」と思いました。
足立先生も「三重県が大好きになった」とのこと。足立先生!是非またお越しくださいませ!

来年度には、フィールドワークも取り入れたまちづくり講座を開設予定です。ご関心のある方は、是非そちらへもご参加ください。

その他

2月16日(水)に、第4回市町村合併検証研究会を開催しました。

今回は、
「市町村合併の前後において、住民サービスに変化はあったのか。また変化があったとすれば、それは市町村合併の影響なのか」を検証するための、市町に対する調査表の作成作業を行ないました。

2010年度は行政組織や議会の現状、三重県内の人口推移などについて見てきました。当研究会は2年計画の研究会ですが、今年度は今回が最後の開催です。

ここまでの議論については、中間報告書を作成し、会員の皆様にお届けする予定です。