第7回シンポジウムが無事終了しました
12月1日日曜日に鈴鹿市の労働福祉会館において、第7回の「市町村合併を考える」シンポジウムを開催致しました。
今回は約250名の方々がご参加いただきました。誠にありがとうございました。会場の定員を大幅に上回ったため、ご来場の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。
鈴鹿市、亀山市、関町ではこの組み合わせに基づいた合併研究会が設置されており、また、鈴鹿市と四日市市の2市においても、合併研究会が設置されています。将来、合併をする、しないということに加え、その枠組みにおいても、非常に大きな選択をすることになります。そのような状況に置かれている鈴亀地区ならではの盛り上がりを見せたシンポジウムであったと感じられました。今まで過ごしてきた生活面や歴史的な流れを重視するのか、あるいは政令指定都市としての飛躍を指向するのか、今後目指していく方向によって、選択肢は明確に分かれることとなるでしょう。
こちらの会場でも、2市1町のかたにとどまらず、四日市市、河芸町、飯南町などからの参加者もみえたようです。また、2会場、3会場と足を運んでいただくかたが、見受けられるようになりました。
基調講演とパネルディスカッションの概要については、後日に掲載いたします。
会場アンケートの中から目立ったご意見をいくつかご紹介しておきます。
参加者の方及び開催に際しましてご尽力くださった多くの関係者の方に厚く御礼申し上げます。
シンポジウム事務局
会場アンケートに記入して頂いた意見から
・「何かをしてもらうことをただ待つのではなく、自分たちから求めていかないと)求めることによる責任も引き受けることも必要)合併するにせよ、しないにせよ、より良い形にはならない。」(鈴鹿市、20歳代、女性)
・「私たちの未来というより、中高校生の未来に、よりかかわってくる問題です。中高校生たちの意見や話し合いの場も設けてはどうですか。合併を考えるのであれば、鈴鹿市の新市庁舎は無駄ではないですか。」(鈴鹿市、40歳代、女性)
・「必要な地域とそうでない地域があると感じた。特に鈴鹿市は主導権を持って取り組める町だと思うので、四日市との合併は誰が望んでいるのか不思議に思う。政令市は、政令市で大変魅力的ではある。」(四日市市、40歳代、男性)
・「住民を巻き込んだ合併論議の手法を学ぶことができ、参考になりました。実際にまちづくりをされてみえる3名のパネリスト方の意見をもう少し聴いてみたいと思いました。」(飯南町、30歳代、男性)
・「国の財政事情や時代の流れから急ぐべきであると思う。要は、住民本位のまちづくりをみんなが考えるチャンスがきたと考え、前向きに取り組もう。」(鈴鹿市、60歳代、男性)
・「自分の今の生活を守ろうとするエゴがあると将来を見通すことができない。不安を募らせるより、「じゃあどうしたらいいか」という前向きな市民、行政の姿勢が必要と思った。」(亀山市、30歳代、女性)
・「さらに、20万人規模の市同士の合併の必要性を、具体的な行政課題、事務で数字を使って説明を受けたいと感じた。」(鈴鹿市、40歳代、男性)
・「市民の中に「合併しようか」という意見はまったく聞かれない。なのに、上からの合併論がどんどん進んできている。このことに、「権力」の匂いを強く感じる。これに対して「住民からのまちづくり」を考える場を作ることが「自治体」の仕事ではないか。」(鈴鹿市、40歳代、男性)
・「合併により、効率が良くなる。施策の改革ができる。無駄を省くことができる。しかし、十分な住民への周知、合意が得られるまではすべきでない。」(鈴鹿市、40歳代、女性)
・「今川先生の話を聴いて、住民のビジョンを聴いてもらう必要があると感じました。まだ1年は議論する時間があるとのことなので、その点も考えてみてほしいと思います。」(鈴鹿市、50歳代、女性)
・「今後、補完性の原則について、もう少し詳しく説明していただく場の提供をしていただきたい。」(亀山市、50歳代、女性)
・「この合併問題については、最終まで一般住民が参加し、いろんな意見をまとめて、利にかなった合併になってほしい。特に公立小中学校について、細かく問題を考えなくてはならない。」(鈴鹿市、50歳代、男性)
・「住民の運動、アクションへの導きが難しいと思う。行政だけの合併、今はその感が強いので、共同意識、連帯意識の向上に今、いま、行政は住民の指導がいると感じた」(鈴鹿市、40歳代、女性)
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