セミナー 講演会 シンポジウム,フューチャーセンター研究

2016年12月11日(日)『協働・協創のまちづくりシンポジウム2016 ~対話(ダイアローグ)による協働のまちづくり~』に参加させていただきました。

まず会場が、さいくう平安の杜(三重県多気郡明和町斎宮2800)ということで、いわゆる“会議とは違うんだ”という意図を感じさせるものでした。会場の設定も対話を目指す上で大切な事なのです。

会場には50人ほどの住民が集まりました。多くは地域自治組織やNPO法人でしたが、津市都市政策課の職員の姿があったことが、津市の住民として素直に嬉しく思いました。

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基調講演には 西原 茂樹氏(静岡県牧之原市 市長)が登壇し、『市民との対話による協働のまちづくり』というテーマでご講演いただきました。
西原氏は、2005年の合併時に市長として当選し「対話による協働」を直向きに進めてこられた方で、「市民参画と協働」により、2015年のマニフェスト大賞 首長グランプリ を受賞されています。
牧之原市では、住民自らがファシリテーターを務め、産業、子育てなど、さまざまな分野でワークショップを開催し、その意見を市の政策に反映させる仕組みを構築されました。
今回は、現在「住民との対話の全国モデル」とまで言われるまでの、試行錯誤の歴史について経験を踏まえたお話をいただきました。

三重県でも今、しっかりと「対話する」とはどういう事かを考え、実践できる風土を培っていく必要性を感じたシンポジウムでした。

※牧之原市「男女協働サロン」

(主任研究員 栗田)

フューチャーセンター研究

2016年11月29日(火)
「フューチャーセンターの社会実装に関する研究」第1回研究会を開催しました。
さて、フューチャーセンターとは何か?今は一言で説明することはできませんが、たとえばある分野の課題は、別の分野の課題とも関連性があることがあります。 当事者だけの議論ではこれまで解決できなった課題は、部外者を入れた会話からヒントが見えることがあります。
しかし、いざ連携しようと考えたときに、具体的にどうすればいいのか分からいと思うのです。
つまり簡単にいうと『産官学民が連携できる仕組み』がフューチャーセンターの基本的な考え方なのです。

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第1回は、フューチャーセンターとはどういったものかイメージしていただきやすいよう、池山座長によるデモンストレーションを行いました。今回は「未来シナリオ」という手法を体感いただきました。
皆さんほぼ初対面であるにもかかわらず、会話が進み、笑いが起き、考えたことの無いような発想が生まれたようでした。

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研究員名簿

◆これまでの経過
本年4月に、中間支援組織の課題についてヒアリング調査を行いました。その中で「産官学民」の連携がキーワードとして現れてきました。
そこで、5月25日に皇学館大学助教 池山 敦 先生にご相談させていただき「フューチャーセンターの仕組みを三重県に取り入れよう」という方向性が決まりました。
この時点で、松阪市中間支援組織の指定管理者でもある特定非営利活動法人 Mブリッジの米山理事長にもご協力をお願いし、「共同研究会議」という機関で意見交換を始めました。

その後、各種団体に研究の趣旨説明と研究会への参加のお願いに伺うと同時に、「徳島大学フューチャーセンター A.BA」と「京都府立大学、京都中小企業家同友会 共同研修」に視察に伺いました。

10月5日(水)に「フューチャーセンターの社会実装に関する研究」説明会を開催し、皆様のご理解をいただきながら研究会初日を迎える事が出来ました。

これから産官学民の連携の仕組みを、産官学民で模索していきたいと思います。
皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

(主任研究員 栗田)

 

セミナー 講演会 シンポジウム,フューチャーセンター研究

2016年10月14日、15日と「第36回地方自治研究全国集会 宮城自治研」に参加してきました。
二日目、私は「第12分科会 ほんとうの住民協働とは?」に参加しました。
午前中は様々な取り組み事例の報告がありました。
商店街のシャッター通りを何とかしようとする取り組みがありました。
障がい者の雇用を何とかしようとする取り組みがありました。
小規模多機能自治、地域包括ケアシステムを活用した地域づくりを進める紹介もありました。
かなり広範囲の分野において取り組み事例が紹介されました。それ故に、あまり深く議論ができなかったことが残念ではありました。

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さて、人口減少問題は明らかな情勢であり、分かっていることは「今の行政のシステムでは限界を迎える時期が来る」ということです。
住民協働が求められる時代であるにもかかわらず、自治体も住民も、その変化についていけていないと感じます。
私が本分科会を選択した理由は、助言者として株式会社フューチャーセッションズの名前があったからに他なりません。

本当の協働とは、当事者だけで行うものではない。様々なセクター(異業種)の人間が集まり、対話をする中で新たに生み出されるもの、というのが私の考えです。
これまで、当事者間で議論を重ね、解決できなかった問題が、より複雑、より厳しい社会情勢の中でどうして解決できますか。
多くの課題は新たな対話の場から始める必要があるのです。

株式会社フューチャーセッションズは、まさにその仕組み、フューチャーセッションの力にいち早く気付いた組織の一つです。
フューチャーセッションは「違う視点」を大切にします。「議論」より「対話」を大切にします。未来思考で前向きに課題と向き合います。
聞きなれない言葉かもしれません。しかし、まさに今必要な仕組みなのです。

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分科会の休憩時間、株式会社フューチャーセッションズのマネージャーさんと少しの間お話しする事が出来たことは、私にとって貴重なものでした。
当センター研究事業「フューチャーセンターの社会実装に関する研究」についての話をさせていただくと、今後の意見交換についても快く応じていただきました。
非常に嬉しく思うと同時に、身が引き締まる思いがしました。
まだまだこれからですが、良い研究にしていきます。
それには皆様のご理解とご協力が必要不可欠です。どうぞよろしくお願いします。

(主任研究員 栗田)

機関紙「地方自治みえ」,フューチャーセンター研究

『地方自治みえ』第291号(2016年9月)を発行しました。
会員の皆さまには発送しています。

【今月号の内容】
『小さなきらめきを ~ストレングスに注目したアーティストの誕生~』
広島文化学園大学教授 岡本 陽子 氏

『組織にコミュニケーション能力が必要な時代だからこそ』
三重県地方自治研究センター 主任研究員 栗田 英俊

地方自治みえ291号

三重県内の情報,フューチャーセンター研究

2016年9月4日(日)に皇學館大学 企画部地域連携推進室が主催で開催された『第2回皇學館大学「地(知)の拠点」整備事業公開シンポジウム』に、当センター理事長と共に参加させていただきましたので簡単にご紹介したいと思います。

まず、「地(知)の拠点」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
文部科学省の支援政策で、大学が地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって魅力ある就職先の創出をするとともに、その地域が求める人材を養成することを目的としたものです。

シンポジウム当日は志摩市大口市長も来場され挨拶をされました。その中で、「地域の未来を担う学生たちと、今地域で活躍する若手自治体職員たちが集う場」という表現が印象的でした。

今回のシンポジウムには共催として志摩市が、後援として伊勢市・鳥羽市・玉城町・度会町・大紀町・南伊勢町・明和町が名を連ね、会場となった志摩市磯部生涯学習センターも志摩市からご配慮いただいたそうです。

フューチャーセンターでの対話には、市町職員8名、大学生4名、高校生2名、地域おこし協力隊1名の合計15名と、コメンテーターとして皇學館大学の准教授2名がご登壇されました。

「伊勢志摩で共に暮らし続けることのミライを考えあう」という大きなテーマのもと、仕事や海のミライについて、いろいろな考えが出されました。

仕事に「誇り」を求める学生がいました。一人の大学生が防災の視点から話してくれた言葉にハッとしました。「まずは知ることから始める。その地域を好きにならないと地域を守れない。知ることが防災になる。」 果たして、合併により大きくなった自治体の中で、自分はどれくらいの地域を知っているのか。誇りを持って仕事をしているといえるのか。

その日その空間では、土地が持つ魅力、そこに住む人の魅力、文化歴史の魅力、それらを見つめ直したからこそ、漠然としてはいましたが“ミライ”が生まれた場だったように感じました。
地域の学生と行政職員が本音で語り合うことができる機会はそう多くはありません。夢を語り、皆の発言に刺激を受け、そして共感し、これから時間をかけて“ミライ”を育んでいくのだと思います。
大学と複数の自治体間での連携。とても素晴らし場に居合わせた事を嬉しく思います。

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今回のシンポジウム、フューチャーセンターでファシリテーターの一人を務めた池山先生は、「フューチャーセンターの社会実装に関する研究」にもご協力いただいています。
三重県版フューチャーセンターの実装に向けては、できるだけ多くの人と対話し、助けを借りながら進めていきたいと思いますので、皆様のご理解ご協力をよろしくお願いします。

(主任研究員 栗田)

三重県内の情報,フューチャーセンター研究

現代社会において、多様なセクター(産官学民)での対話はますます重要になってくると考えられます。
そのため、当センターでは『フューチャーセンターの社会実装に関する研究』を開始しました。
座長の 皇學館大学 助教 池 山 敦 氏 には『地方自治みえ』第290号(2016年8月)にも『新しい時代の「ヨリアイ」』というテーマで寄稿いただいています。

その皇學館大学が『(知)の拠点整備事業 公開シンポジウム』を開催します。
大学生や市町若手職員、地域おこし協力隊など「次世代を担う若者たち」が未来について考えます。
若者たちの声を、ホンネを聴くことができる貴重な機会です。
参加無料、事前申込不要ですので、是非とも多くの人に参加してほしいと思います。

ちなみに、私も市民活動やセミナーには積極的に参加していますが、このように多様なセクターの若者たちが一つのテーブルに付く機会にはなかなか出会えません。
参加される多くの“大人たち”ともお話ができることも楽しみの一つです。
皆様と会場でお会いできればうれしく思います。

(主任研究員 栗田)


-「伊勢志摩で共に暮らし続けることのミライを考えあうシンポジウム」-

次世代を担う若者が自らの将来を描くとき、共有すべき地域の課題とは何なのか?
高校生、大学生、そして伊勢志摩圏域市町の若手職員と地域おこし協力隊が「オトナ」には無い感覚で共に考えあいます。

日 時 平成28年9月4日(日) 13:30~16:30 
場 所 志摩市磯部生涯学習センター 多目的ホール

※参加無料・事前申込不要。一般の方もぜひご参加下さい。

主 催 皇學館大学 企画部地域連携推進室
共 催 志摩市
後 援 伊勢市・鳥羽市・玉城町・度会町・大紀町・南伊勢町・明和町

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伊勢志摩で共に暮らし続けることのミライを考えあうシンポジウム

【お問合せ先】
皇學館大学 企画部地域連携推進室
電話:0596-22-8635
E-mail:coc@kogakkan-u.ac.jp

フューチャーセンター研究

複雑化する社会課題をどのように解決していくか。これからの時代では、“多様な性質を持ったみんなで”解決していこうとしています。
当センターでは、異業種(産官学民)連携の仕組みとして「フューチャーセンター」についての研究を7月から開始しました。

今回、徳島大学に設置されたフューチャーセンター「A.BA(アバ)」に視察に伺い、地方創生センター長のお話を伺うことができました。
フューチャーセンターとは何か?徳島大学フューチャ-センターの定義を引用すると次のとおりです。

『未来志向で対話し、変化を起こして行く“場”、従来のアプローチでは対処できない社会課題を解決するイノベーションプラットフォームとして、所属や立場の異なる多様な関係者が集まり、中長期的な目的設定のもと、新たなアイデアや解決手段を見つけ出し、実現に向けた共創、実践の場』

センター長は異業種と交流することで生まれる「関係性と関係性の間にイノベーションがある。」と語ってくれました。なぜ窓を広げて出会いを求めないのかと。
異業種間交流の仕組みこそフューチャーセンターであり、今必要なものにいくつもの可能性を作り出す仕組みなのです。

今回の視察では、フューチャーセンターの魅力と可能性を強く感じるができました。私自身も、こういった場で、多くの人と未来について語り合いたいと思います。

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三重県ではどのような空間を作り出し、どのようなメンバーと、どのような対話をすべきか。

今後、企業や行政など多様なセクターに呼びかけ、それこそ対話の中で共に「三重県版フューチャーセンター」を創造し、社会への実装を目指します。

(主任研究員 栗田)